はじめに

 2024年の1月に、ひょんなことからNFTを手にした私はWEB3の世界に足を踏み入れることになりました。そこに魔界の景色が広がっているなどということは知らずに。

 当時ポイ活に片足を突っ込んでいた私は、あるツイートを見かけます。”とあるゲームの登録をしたら無料でNFTが入手でき、即売りで2000円くらい入ってくるからお得”というような内容でした。NFTという聞いたことのあるなじみのない単語を新しく感じたのか、その時よっぽど暇だったのか手続きを進めて、実際にすぐ売れてそこで終了のはずでした。

 ところがひと時でもNFTに手を出したからか、おすすめにちょくちょく出てくるようになってしまった。そのなかで”NFTのほとんどが今は無価値”というようなタイトルの記事を見かけて、無価値であればこれ以上手を出すのはやめておこう…とはならずに、価値のあるNFTとはどういうものなのか気になってしまった。当時の私のNFTのイメージは、デジタル上のイラストに希少価値をつけているような感じで、すごくうさん臭かった。

 自分がデジタルデータを所持していることを証明できたとして、本当の高解像度データの所有者は制作者だし、他人が簡単にコピー&ペーストできるようなものが現物のイラストと肩を並べられるはずがないと思っていた。これには私が直筆のイラストをオークションで買い集めていたこともあり、反発していたようなところもある。しかし少し踏み込むとNFTの持つ契約書のような面を知り、考えをあらためることとなる。

 そんなこんなで、NFTと係わっていると、おのずと仮想通貨も必要になってきます。使いやすい取引所はないか試していると、なぜかコインチェックの登録時に私のメールアドレスがすでに登録されているとの表示。パスワードの再発行を行い、ログインしてみるとそこにはビットコインが10万円分入っていて???状態に。

 取引履歴を確認すると2016~2017年の間に数回ビットコインを購入して、同じ人に送金した履歴がある。当時のメールを見てみると、とある商品の取引時に支払いはビットコインのみで受け付けていたものがあった。どうやらその時に登録していたようで、その取引の余りの500円ほどをそのままに9年間忘れていたみたい。

 500円が10万円になったことに驚き、NFTのこともあったので今年は仮想通貨の年にしようとその時に決めたのであった。(10万円はすぐに下ろしてNebula Capsule 3 Laserを買った)そこからいくつものNFT、仮想通貨、WEB3プロジェクトに手を出していくことになります。そしてその奥深さに面白みを感じつつ、詐欺が横行、何が起きてもすべて自己責任の魔界へと足を踏み入れていくことになります。

 ここは、そんな私の記録です。(一生スキャムにあいませんように)