NFTはビジュアルがいいからという理由だけで購入してはいけない。この時はもうそれを分かってたんよ、分かっていたけどなんちゃってアートコレクターとしての私の琴線に、ちょんちょん触れてくる”epoch.001“をスルーすることはできなかった。そしてNFTを購入して現在も所持していますが不思議と全く後悔はしていないのです。単純に好きだと思ったものを買う、たまにはそんな事もしておいた方が面白いというはなし。
出会いは無料でNFTをもらえるDRiPというサイトのXアカウント見かけて、タダで貰えるならとフォローしていたら”epoch.001″が参加することの投稿が流れてきた。最初はふーんという感じで読み飛ばしていたと思うけど、なんだか気になって調べ始めてしまった。
まずはディスコードがあるようだったので参加してみました(おそらく海外のプロジェクトへの参加はここが初めてだったと思う)。英語だからいまいちよくわからないけれど、とりあえずVerifyを済ませる必要があるだろと完了させて、オフィシャルリンクを見ているとMagicEdenのNFTコレクションリンクを見つけました。開いてみると何ともダークな雰囲気のNFTがずらっと並んでいるのでした。
その当時は安くても大体1solで(1solが22,000円くらいの頃)、購入することで得られる特典も知らずに買うとしたら割と高いNFTと思うのですが、その頃の私は仮想通貨を円換算して考えるという能力が足りておらず、お気に入りのNFTを見つけ出しさっさと買ってしまいました(こちらにも書いてあるのですが、塩漬けするはずの40solをここで崩し始めた、塩漬けつまんないし)。
NFTホルダーになるとロールが取得でき、アクセスできるチャネルがぐっと増えたので、過去の投稿をGoogleChromeの翻訳機能を使って読み進めていきます。なんとなく把握してから、挨拶は参加当日中の早いうちがいいと思い、ChatGPTで日本語を翻訳してもらい完了させた。どうも日本人の参加は初めてだったらしく皆さんに親切に接してもらいホッ。
NFTのビジュアルを売りにしたプロジェクトということもあり、そのキャラクターを使って無料でSNS用の画像を作ってくれたりしました。その画像関連で管理者さんから、若干特別な扱いをしていただいた感があり嬉しくもあったのですが、他のユーザーから批判的な意見も出てきたので、ちょっと大人しくしておこうとその後は静かに見守りに。
”epoch.001″の特典として一番目立っていたのは”epoch.orbs“というNFTと一緒に所持していればビットコインNFTのOrdinals(オーディナルズ)でのNFT販売時に、鋳造料のみで購入できるという特典でした。その特典を得るために”epoch.orbs”も購入して備えていたのですが(また自分のNFTに合う絵柄のオーブを選ぶのが楽しかったのよ)、どうも鋳造料のみで30,000円近くするらしく…。それならば絵柄が選べないMintに参加するより、二次流通で好きな絵柄のものを買った方がいいかなと少し引いてみていました。
そのうちNFTのMint日になり、様子を見ていたのですがNFT総量に対して売り上げがあまり芳しくなかったようで、Ordinalsでの販売は中断して返金となりSolanaで別のコレクションを販売することになりました。それが”epoch.002“である。別の方法でリカバリするという判断が非常に早かったので、プロジェクトに対する信頼感はかなり高まりました。セール失敗で即とんずらという海外プロジェクトをこの頃にはたくさん経験していたので。
ただ新しいコレクションは私の琴線には触れなかった。その理由は明確で、私は前のコレクションの表情が読み取れないところが好きだったのだ。顔が見えてしまうと想像の余地がなくなってしまい、普通の写真のように見えてしまう。そのことを理由に私は”epoch.002″を購入することはなく、コミュニティの最新の話題にもついていけなくなり、今は参加はしているけれど幽霊部員となっています。
”epoch.001″はおそらく最大の役割を果たしたからか、価格はかなり下がりましたが私はNFTを売らずに持ち続けています。アートとして好きになり愛着が出てしまったから。海外プロジェクトへの参加の入り口になった印象的なプロジェクトだから。NFTセールのリカバリが素晴らしくて今後に期待できるから。そんなところです。いろいろな意味で記憶に残っているプロジェクトです。