SYFU👛で城主になった時のはなし

 平日の昼でも外国人でごった返している大阪城。私はその中で天守閣の入城チケットを購入するために長蛇の列に並んでいた。まだまだ暑い9月の日差しの中で、汗をふんだんにかいて不思議な香りを放つ外国人の皆様の中に私は紛れ込んでいた。周りに日本人はいない、なぜならすでにスマホを使い、WEBページから決済を済ませて、隣のガラガラの専用レーンを涼しげに通り過ぎているからだ。

 私が並んでいるのは券売機の列だ。私はスマホを持っている。スマホ上で決済をして入城することも当然可能だ。ではなぜ券売機の列に並んでいるのか、その答えは「大阪城天守閣」にある決済端末から吐き出される決済データを入手するためだ。決済データとはつまり、決済したデータのことなのだ。ではなぜその決済データが必要なのか、チェックインデータとバインドするためなのだ。じゃあなんでバインドする必要があるのか、それがSyFu(サイフ)だからだ。

 SyFuに関わるということは、クレジットカード決済ができる店舗におもむき、その店舗にアプリ上でチェックインをする。そしてそのお店の決済端末を通しクレジットカード決済を行う。クレジットカードの決済データがSyFuアプリに届いたら、チェックインデータと決済データをバインド(合体)させることでトークンが入手できるのだ。

 それが「大阪城天守閣」と何の関係があるのかと問われても難しいのだけれど、簡単に説明するとそれはロマンなのだ。一定の条件をクリアすると、その場所のNFTを入手する権利を取得できるので私はどこの店舗のNFTを入手すべきなのか結構長い期間考えていた。その結果がここになったのだ。

※「大阪城」にチェックインすることも可能なのだけれど、いろいろ調べた結果それはやめることにした。もちろん「大阪城」の方がインパクトもあるし、その名称で発掘権を取っておきたくもあるけれど、いろいろ調べた結果「大阪城」は複合施設の名称だろうなという結論に至ったから。大阪城の中に様々な店舗や施設があって、それぞれに決済データが存在する。「大阪城」の敷地全体にかかる決済データがないかも探してみたが、私には見つけられなかった。

 実は結構切迫した状態。なぜならそのNFTの入手権利取得は早い者勝ちだから。今日はジェネシスNFTを持っているユーザー(約500人)のみSyFuに参加できるスーパーアーリーアクセスという期間が始まって2日目。もしも一人でも同じ場所を狙っている人がいたらっと思うと、気が気ではないのだ。

 SyFuアプリに決済データを取り込むには、マネーフォワードと連携させたクレジットカードを利用する「自動取り込み」か、レシートと一緒に出てくる「クレジットカード売上表」をカメラで撮影して取り込む「手動取り込み」がある。

 1日目は自動取り込みがうまくいっていないようで、手動取り込みに少し遅れを取っていた。すごく気が急いている、でもなんで?そんなに「大阪城天守閣」のNFTが欲しいのか自分に問うてみる。もはや欲しいとかではない、これは挑戦なのだ。手に入れるという目標をさだめて、それを手に入れるためにいろんな情報を集めてきた、それの集大成なのだ。いわば自分との戦いなのだ。もはや後には引けないのだ。そんなこんなしているうちに無事に入城券を購入することができた(1人だが2枚分購入して決済価格調整)。

 決済用のクレジットカードはメルカード。なぜなら決済データが届くのがとにかく早い!即SyFuアプリに届くのだ。これはメルカードを持っているからといって誰でもすぐできることではない。半年以上に及びずっとメルカードとSyFuアプリを使ってきて、仮説を立て実験をしてきたたまものである。最速で目的の場所の発掘権を入手するにはこのカードを使うより他なかった。

 入城してすぐは道も狭いので、階段を上り天守閣入り口の前にある井戸のところまで行って、バインドを済ませ、そのまま階段を下りて城を出る。スタッフに変な顔で見られた。こちとら昼からも当然仕事がある。平日であるゆえ。つまり私は入城の権利を買ったのではなく、決済データを買ったのだ。なんだこれおい。

 午後から仕事を開始するのだけれど、そわそわしてあまり手につかない。夕方にまた大阪城へ行かないといけないからだ。同じ場所へのチェックインは4時間経つと可能になる。そして大阪城天守閣の入城締め切りは5時半、正直早めに行って列に並んでないときつい。安全にタスクを遂行するために、私は仕事を私用により早退して、目的を果たしたのである(1人だが2枚分購入して決済価格調整)。

 さて、2回のバインドが完了してもそれで終わりではない。24時間後に発掘条件が解放される予定なので、解放されたそばから発掘権を行使する必要がある。そこで心配だったのが、発掘権の行使に現在の位置情報が関わっているかというところだ。もしもその場所の近くにいないと発掘権を行使できないとかなら、終業と同時に会社を出て、もう一度大阪城に赴く必要があるからだ。

 はやる気持ちを抑えつつ、24時間の経過を待った。昨日2回目のバインドが17時前なので、当然24時間後は就業時間中なのだが、発掘権のカウントダウンが0になった時に、果たしてどういう状態になるのか目が離せなかった。

 カウントダウンが0になる前にスマホの画面録画を開始した。「0」になったのだが、画面上に何の変化もなかった。どう見ても発掘権を取得できるような状態ではない。その時の慌てふためきが画面録画に記録されていた。困惑から操作や画面遷移が暴れ回ってる。これはエラーなのかそれともやはり近くに行かないといけないのか考えているうちに、1件の通知が入ってきた。

 震える手で発掘権を解放して、数か月にわたる最初の「発掘権選定→入手」というテーマは完了したのである。

おわり。

※本記事の内容は2025年9月時点です。SyFuの仕様は当時から変更になっている内容もあります。

管理:maomao 🍙

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